一昨日、名古屋市昭和区の第3回認知症サポーターステップアップ講座を受講してきました。第一部は、若年性アルツハイマー型認知症を発症後も前向きに活動されている丹野智文さんとその奥様をモデルとした小説「オレンジ・ランプ」の映画版の視聴、第二部は、その丹野さんから昭和区の視聴者に向けてのビデオレター、第三部は永田久美子さんのご講演「いま、わたしたちにできること ~オレンジ・ランプに寄せて~」という構成。永田さんのご講演の中で「古い認知症観」から「新しい認知症観」へとお話があり、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の制定に向けての背景と、「いま、わたしたちにできること」を説明して頂きました。「新しい認知症観」では、①自分ごと、向き合う、今ここで ②わかること・できることがある 本人が自分で選び・決める(その支援を) ③自分は自分、隠さずにオープンに ④地域の一員として活躍できる、ともに ⑤明るい、伸び伸び、楽しく、希望がある 前向き、やりがい、活力、人がある(ご講演資料より)。映画の後半で拝見した丹野さんの生き方は、まさにこの新しい認知症観を率先していると感じました。たまたま、本日のニュースで、新しい認知症基本法に基づく基本計画が閣議決定されたそうです。映画「オレンジ・ランプ」は、名古屋市では、この12月8日(日)午前10時から上映会があります。ご覧になっていない方は、是非、ご覧ください。その他にも上映会を探すと見つかると思います。ご参考まで。